左官（さかん）とは漆喰，プラスター，モルタルなどの壁塗工事を行う職人のことです。
テレビなどで見たことがある方も多いと思いますが、鏝（こて）などを使って建物の壁や床、土塀などの最終的な表面仕上げを施します。一人前になるまでに相当の経験が必要とされ、知識・器用さ、そして熟練の技術がモノをいう職業です。
日本の住まいや環境に対する知恵と伝統的な技法によって長い年月をかけて培われてきた技術は現代の建築現場でも活躍しています。

混ぜる材料の粒の大きさで風合いを変えたり、鏝（こて）で模様をつける、表面を磨く、顔料で色を加えるなど様々なデザインを表現できます。また、継ぎ目のない一体的な仕上げが可能なのも左官の特長です。
漆喰・珪藻土・火山灰、土や石など自然の材料を使用しているので環境にとても優しいのも特長の1つです。また壁紙や塗料のようにシックハウスの原因となる化学物質を放出するということもないのでお住まいの方の健康についても優れた評価を得ています。
材料の特性を活かして下記のような特長も持ち合わせています。

• 火災に強い
• 防水に優れている
• 遮音性が高い
• 調湿性が優れている
• 結露を抑える
• 梅雨のジメジメ感や冬場の過乾燥を防ぐ
• 冷暖房効率が良いので省エネ